[Windows 11] カラーマネージメント - Microsoft フォト についてのよくある質問

Microsoft フォトアプリと他のアプリで画像を表示した際、表示される色に違いが生じる場合があります。この主な原因は、Microsoft フォトアプリにカラーマネージメント機能が含まれているためです。

 

以下は、カラーマネージメントに関するよくある質問です。

Q1: Windows 11 に搭載の Microsoft フォトアプリのカラーマネージメント機能とは?

A1: Windows 11 に搭載の Microsoft フォトアプリは、バージョン v2022.31070.26005.0 よりカラーマネージメント機能を導入しました。こちらは、ディスプレイと画像に埋め込まれた色空間に基づいた色変換を可能にする機能です。

 

Q2: カラーマネジメントはどのように機能するのですか?

A2: カラーマネジメントは、以下の条件に基づいて自動的に機能します。

  1. 画像の ICC プロファイル: ディスプレイがすでに ICC プロファイル(カラー設定ファイル)で設定されている場合、Windows 11 の Microsoft フォトアプリはこのプロファイルを使用して、ディスプレイの色空間を決定します。
  2. EDID 情報: ディスプレイに ICC プロファイルがない場合、システムは拡張ディスプレイ識別データ(EDID)を使用して、その色空間を確認します。
  3. 画像の ICC プロファイル: 画像に独自の ICC プロファイルが存在する場合、Microsoft フォトアプリはそのプロファイルを使用して画像の色空間を決定します。
  4. デフォルト色空間: 画像に指定されたプロファイルがない場合、システムはデフォルトで sRGB として扱います。

 

Q3: ディスプレイが広色域(例えば Display P3)に対応しているが、画像が小さい色空間(例えばsRGB)の場合はどうなりますか?

A3: ディスプレイが広色域に対応しているが、画像の色空間が小さい場合、Windows 11 の Microsoft フォトアプリ(v2022.31070.26005.0)は、広色域ディスプレイ上で画像作成者が意図した通りの色を表示する事を目指します。つまり、Microsoft フォトアプリは、作成者の意図に合うように、画像の色を正確に表現しようとします。

 

カラーマネジメントサポートにおけるアプリのバリエーション

 カラーマネージメントをサポートするアプリ
(例:Photoshop、Microsoft フォトの新バージョン)
カラーマネージメントをサポートしないアプリ
(例:ペイント)
広色域画像sRGB 画像
sRGB ディスプレイ正しいカラー正しくないカラー正しいカラー
広式域ディスプレイ正しいカラー正しいカラー正しくないカラー

 

Q4: Microsoft フォトアプリは、カラーマネージメントがないアプリと比べてどのような利点がありますか?

A4: カラーマネジメント機能のないアプリは、通常、ディスプレイの最大の表示色に基づいて画像を表示するため、カラーレンダリングに矛盾が生じる可能性があります。しかし、カラーマネージメント機能付きの Microsoft フォトアプリ(v2022.31070.26005.0)は、作成者の意図通りに画像を正確に表示し、色の一貫性と正確性を実現します。これは、写真編集やプロの写真の鑑賞など、正確な色表現が必要な場面で特に役立ちます。

 

Q5: Microsoft フォトアプリで開いた画像が、ペイントで開いた画像と違って見えるのはなぜですか?

A5: この違いは、Microsoft フォトアプリ(v2022.31070.26005.0)が、ディスプレイと画像の色空間に基づいて色変換を実行するカラーマネージメント機能を備えている事に起因します。ペイントにはカラーマネージメント機能がなく、色空間変換を考慮せずに画像を表示するため、違いが生じます。

 

Q6: カラーマネージメントとは何ですか?

A6: カラーマネージメントとは、ディスプレイや画像の色空間規格に基づいて色変換を行う機能です。Microsoft フォトアプリ(v2022.31070.26005.0)を使用すると、ディスプレイと画像の色空間が異なる場合でも、画像を作成者の意図どおりに表示するように努めます。これにより、より正確で一貫性のある色表現が可能になります。

 

Q7: Microsoft フォトアプリは広色域ディスプレイの色を正確に表現できますか?

A7: Microsoft フォトアプリは、画像の ICC プロファイル(存在する場合)とディスプレイの ICC プロファイル、または、EDID 情報に依存して色変換を行うため、広色域ディスプレイ上の画像の色を正確に表現します。こちらにより、広色域のディスプレイでも、Microsoft フォトアプリは画像作成者が意図したとおりに色をレンダリングするように努めます。

 

Q8: ペイントで開いた画像は、色の一貫性がないように見えるのは何故ですか?

A8: ペイントにはカラーマネジメント機能がない場合があり、通常、ディスプレイの最大の表示色に基づいて画像を表示するためです。ディスプレイと画像の色空間が一致しない場合、色の不一致や不正確さにつながる場合があります。

 

Q9: 異なるアプリで画像を表示する際に、一貫した色表現を実現するにはどうすればよいですか?

A9: 異なるアプリで画像を表示する際に、一貫した色表現を実現するには、Windows 11 のMicrosoft フォトアプリ(v2022.31070.26005.0)など、カラーマネージメントをサポートするアプリの使用を推奨します。さらに、ディスプレイがキャリブレーションされている事を確認し、可能であれば画像に正しい ICC プロファイルを割り当ててください。これにより、様々なアプリでより一貫したカラーレンダリングが実現可能です。

 

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