[マザーボード][トラブルシューティング] AMDマザーボード - RAIDの再構築方法
UEFI BIOS UtilityでRAIDボリュームに「Degraded」と表示されている場合、またはWindows®のAMD RAIDXpert2アプリでRAIDステータスが異常と表示されている場合は、RAIDに障害が発生していることを示しています。
次の手順従って、RAIDの再構築を行ってください。
UEFI BIOS Utility画面
RAIDXpert2アプリ画面
ご注意:
A: 再構築を開始する前に、必ず必要なデータをバックアップしてください。
B: RAIDの再構築は、RAIDXpert2アプリでのみ行うことができます。UEFI BIOS UtilityでRAIDを再構築することはできません。
ROG CROSSHAIR VIII HEROをご例にご説明します。
1. システムの電源を入れ、スタートアイコンをクリックし、すべてのアプリを選択します。
2. [RAIDXpert2]を選択します。
3. 「オフライン」のディスクを選択し異常の発生しているハードドライブを特定します。
4. システムの電源を切り、システムから電源ケーブルを取り外し、障害の発生しているハードドライブを取り外し、同タイプの同容量以上の新しいハードドライブをシステムに取り付けます。
5. システムを戻して、再度電源を入れます。システム起動時に<F2>または<Delete>を押してUEFI BIOS Utilityを起動し、Advanced Modeに切り替えます。
6. RAIDXpert2 Configuration Utility を選択します。
7. Array Management を選択します。
8. Manage Array Properties を選択します。
9. Manage Dedicated Hot Spares を選択します。
10. 新たに取り付けたハードドライブを選択して[Enabled]に設定します。次に、Add Hot Spare Physical Disk を選択します。
11. Confirmを[Enabled]に設定します。続いて、[Yes]を選択するとシステムが自動的に再起動します。
警告: この操作を実行すると、新しく取り付けたハードドライブ上に保存されているすべてのデータはすべて削除されます。再構築をクリックする前に、必ず必要なデータをバックアップしてください。
12. システムが再起動したら、RAIDXpert2を起動します。
RAIDXpert2を起動すると、RAIDの再構築が開始されます。
再構築に掛かる時間は、ハードドライブの容量や既存データの量によって異なります。
13. 再構築が正常に終了すると、ステータスが正常な状態に戻ります。
RAIDXpert2アプリによるRAIDの再構築が完了すると、UEFI BIOS UtilityのRAIDステータスは[Normal]に戻ります。
よくあるご質問(FAQ)
Q1: AMD RAIDXpert2アプリはどのようにインストールすればよいですか?
A1: 詳しくは [マザーボード] ドライバーやユーティリティをインストールする方法 をご覧ください。
Q2: RAIDの再構築は、どのRAIDレベルをサポートしていますか?
A2: RAID1、RAID5、RAID10はRAIDの再構築をサポートしています。詳しくは [マザーボード] BIOSセットアップでRAIDを作成する方法 をご覧ください。