[WiFiルーター] トラブルシューティング - WiFiルーターまたは中継機(レンジエクステンダー)のリピーターモードでWi-Fi信号が頻繁に切断される

リピーターモードでは、WiFiルーターまたはレンジエクステンダー(中継機)がWi-Fi経由で他のWiFiルーターに接続し、ネットワーククライアントへのワイヤレスネットワークの通信範囲を拡張することができます。

ネットワーク環境:

リピータールーターに無線機器を接続すると、無線接続機器が切断されることがよくあります。(例: ルーターに接続されているスマートフォンやコンピューターが切断されるなど)

以下の手順を参考に、簡単なトラブルシューティングを行うことができます。

ご注意: トラブルシューティングを実施する前にお使いのWiFiルーターのWi-Fi機能が正常に動作していることをご確認ください。ASUS製WiFiルーターをお使いの場合は、[トラブルシューティング] ワイヤレスが頻繁に途切れる場合のトラブルシューティング も併せてご確認ください。

お使いのルーターがASUS製ではない場合は、各メーカーへお問い合わせください。

 

概要

  1. ファームウェアのバージョンを確認する
  2. ルーターを工場出荷時の状態にリストアする
  3. ネットワークマップの状態を確認する
  4. ルーターの設置場所を調整する
  5. 環境干渉を確認する
  6. 無線機器のドライバーまたはファームウェアを更新する

 

1. ファームウェアのバージョンを確認する

ルーターのファームウェアが最新の状態であることをご確認ください。

定期的にファームウェアを更新し、ルーターを最新の状態に保ちます。ファームウェアは管理画面からオンラインまたはファームウェアイメージファイルを使用して更新することができます。

     ご参考: ファームウェアの更新方法については [WiFiルーター] WiFiルーターのファームウェア更新方法 をご覧ください。

 

2. ルーターを工場出荷時の状態にリストアする

ASUSでは、トラブルシューティングを実施する前にハードリセットをしてルーターを工場出荷時の状態にリストアすることをお勧めしております。

ハードリセットの方法は製品によって異なります。詳しくは [WiFiルーター] ハードファクトリーリセット をご覧ください。

 

3. ネットワークマップの状態を確認する

 

Parent-AP(親AP)が接続されていること、信号状態が良好であることを確認してください。(RSSI範囲: -20dBm ~ -80dBm)

各種情報は、上記イメージの赤枠で示す場所で確認することができます。

  Parent-AP(親AP)またはインターネット状態:

  • インターネットに接続しているWiFiルーターとリピーターモードに設定したWiFiルーターまたはレンジエクステンダー(中継機)との接続状態が表示されます。

            接続が確立されていない場合は、[WiFiルーター] リピーターモードの設定方法 を参照し、再度設定をご確認ください。

  2.4 GHz/5 GHz:

  • 接続帯域です。

  リンク速度:

  • 接続速度です。

  RSSI: (Received Signal Strength Indication)

  • 受信信号強度です。現在接続されているネットワークの信号高度を確認することができます。信号強度が弱い場合は、以下を参考にトラブルシューティングを実施してください。

          受信信号強度 (強い): -20dBm ~ -70dBm
          受信信号強度 (良好): -71dBm ~ -80dBm
          受信信号強度 (弱い): -81dBm 以下

 

4. ルーターの設置場所を調整する

信号の送信距離が信号の強度に影響しないように、無線機器とルーターの設置場所を調整し距離を短くします。

  • Wi-Fiは2.4Ghzと5GHzに区別され、2.4GHzの信号伝送距離は5GHzより遠くまで届きますが、速度は5GHzより遅くなります。また、5GHzの信号伝送距離は2.4GHzより短いですが、速度は2.4GHzより速くすることができます。
  • 無線機器がよく切断される場合、まず無線機器が2.4GHzと5GHzどちらの周波数に接続されているか、ルーターとの距離がどれくらいかをご確認ください。

 

5. 環境干渉を確認する

WiFiルーター周辺の無線信号に干渉や障害がないことを確認し、可能な限り干渉や障害を取り除くかWiFiルーターの設置場所を変更します。

  • 干渉: テレビ、電子レンジ、冷蔵庫、コードレスフォン、IHヒーター、電源ボックスなど、一部の家電製品から発生する電波と干渉する場合があります。 
  • 障害: 鉄製キャビネット、鉄製ドア、セメント壁、地面、ソファー後部、石膏、厚い板、コンクリート、土壁、断熱材、有刺鉄線など、 高密度素材・高湿度環境は障害となりWi-Fi電波を減衰させます。

ルーターは可能な限り通信機器間の中心で家具や家電が少なく干渉や障害のない、高い場所に設置することをお勧めします。

 

6. 無線機器のドライバーまたはファームウェアを更新する

お使いの無線機器のドライバーまたはファームウェアが最新の状態に更新されていることをご確認ください。

  • 無線機器: スマートフォン、タブレット、ノートPC、USB Wi-Fiアダプター、ゲーム機など、