[WiFiルーター][トラブルシューティング] Wi-Fi接続が頻繁に切断されるまたは不安定な場合の対処方法

 

 

まずはじめにご確認ください

1. ASUSルーターに接続したデバイスがインターネットに接続できない場合、ASUSルーターの管理画面にログインしてネットワークマップのインターネットの状態を確認します。

   Wi-Fi接続でインターネットに接続できない場合、有線接続のデバイスがインターネットに接続できるかどうかをご確認ください。

   ネットワークマップのインターネットの状態に[切断]と表示されている場合、または有線接続でもインターネットに接続できない場合は、次のリンクを参考にトラブルシューティングを実施してください。

2. インターネットプロバイダー(ISP)から提供されたモデムにWi-Fi機能がある場合、デバイスをモデムのWi-Fiに接続してインターネットに接続できるかどうかをご確認ください。

    デバイスがモデムのWi-Fi経由でインターネットに接続できる場合、ASUSルーターの管理画面にログインし、ルーターのインターネット接続状態を確認します。詳しくは、以下のリンクをご覧ください。

   デバイスがモデムのWi-Fi経由でインターネットに接続できない場合

         (1) モデムのインターネット接続問題については、ご契約のインターネットプロバイダーへお問い合わせください。

         (2) モデムの有線接続経由でインターネットにアクセスできる場合は、以下を参考にトラブルシューティングを実施してください。

 

3. ASUSルーター経由でインターネットに接続すると、Wi-Fi接続が頻繁に切断される。(例えば、ルーターのネットワークからすぐに切断されるなど)

   以下を参考にトラブルシューティングを実施してください。 

 

1. ファームウェアが最新の状態であることを確認する

お使いのルーターのファームウェアが最新の状態に更新されていることを確認します。

  • 管理画面(Web GUI):管理画面上部に表示されている「ファームウェアバージョン」をクリックし、[更新をチェック]をクリックします。
  • ASUS Routerアプリ:設定 > ファームウェア更新 > ファームウェアバージョンの確認 の順にタップします。

ファームウェアの更新方法について詳しくは、以下のリンクをご覧ください。

 

2. チャンネル帯域幅を既定の設定にする

チャンネル帯域幅はワイヤレスの通信速度と信号の安定性に影響します。既定の設定ではASUSルーターはチャンネル帯域幅を自動的に切り替えるよう設定されています。

  • 2.4 GHz帯 : 既定のチャンネル帯域[20/40 MHz
  • 5 GHz帯 / 5 GHz-1帯 / 5 GHz-2帯 : 既定のチャンネル帯域[20/40/80 MHz
  • 6 GHz帯 : 既定のチャンネル帯域[20/40/80/160/320 MHz

参考::

(1) ファームウェアのバージョンによって、利用できる機能や設定方法は異なります。

(2) 現在、チャンネル帯域は管理画面(Web GUI)でのみ設定可能です。

 

ワイヤレス > 全般 > バンド(2.4GHz/5GHz/5GHz-1/5GHz-2/6GHz) > チャンネル帯域 で設定します。

参考 (1):ファームウェアバージョン 3.0.0.6.102_35404 以降 のルーターをお使いの場合

参考 (2):ファームウェアバージョン 3.0.0.6.102_35404 未満 のルーターをお使いの場合

詳しくは [WiFiルーター] ルーターのチャンネル帯域幅を設定してワイヤレス通信速度を向上させる方法 をご覧ください。

 

3. チャンネルを干渉の少ないチャンネルに変更する

お使いのルーターが近くの他のワイヤレスデバイスと同じチャンネルを使用している場合、干渉が発生し、速度が低下する可能性があります。

ASUSルーターの無線チャンネルの既定値は[自動]に設定されていますが、干渉の少ないチャンネルに手動で切り替えることができます。

参考

(1) 利用可能な周波数帯域(2.4GHz、5GHz、6GHz )やチャンネルは、お使いの製品モデルおよび国や地域によって異なり各国の法律に従って提供されます。

(2) ファームウェアのバージョンによって、利用できる機能や設定方法は異なります。

(3) 現在、チャンネルは管理画面(Web GUI)でのみ設定可能です。

 

ワイヤレス > 全般 > バンド(2.4GHz/5GHz/5GHz-1/5GHz-2/6GHz) を選択し、チャンネル帯域 を設定します。

参考 (1):ファームウェアバージョン 3.0.0.6.102_35404 以降 のルーターをお使いの場合

(a) 下図はバンド 2.4 GHz の例で、チャンネルは[自動]、現在の制御チャンネルは[10]です。

制御チャンネルを変更したい場合は、「チャンネル」で異なる制御チャンネルを選択し、[適用]をクリックして設定を保存します。

(b) 下図はバンド 5 GHz-1 の例で、チャンネルは[自動]、現在の制御チャンネルは[40]です。

制御チャンネルを変更したい場合は、「DFSチャンネルを含む自動選択」のチェックを外し、「チャンネル」で異なる制御チャンネルを選択し、[適用]をクリックして設定を保存します。

DFSチャンネルについて、詳しくは [WiFiルーター] DFS(Dynamic Frequency Selection)とは? をご覧ください。

参考 (2):ファームウェアバージョン 3.0.0.6.102_35404 未満 のルーターをお使いの場合

(a) 2.4 GHz

異なる制御チャンネルを選択し、[適用]をクリックして設定を保存します。

(b) 5 GHz

異なる制御チャンネルを選択し、[適用]をクリックして設定を保存します。

(c) 5G-2Hz 制御チャンネルを変更したい場合は、「DFSチャンネルを含む自動選択」のチェックを外します。

DFSチャンネルについて、詳しくは [WiFiルーター] DFS(Dynamic Frequency Selection)とは? をご覧ください。

チャンネル」で異なる制御チャンネルを選択し、[適用]をクリックして設定を保存します。

 

4. スマートコネクトを無効にする

管理画面(Web GUI)またはASUS Routerアプリから設定できます。

参考:ファームウェアのバージョンによって、利用できる機能や設定方法は異なります。

参考 (1):ファームウェアバージョン 3.0.0.6.102_35404 以降 のルーターをお使いの場合

(1) 2.4GHz帯のみを使用したい場合は、バンド設定で「2.4GHz」のみをチェックして、他の帯域のチェックをすべて外し、[適用]をクリックして設定を保存します。

(2) 下図で示すように、該当のネットワークには2.4GHzのアイコンのみが表示されます。スマートコネクトはオフの状態です。

参考 (2):ファームウェアバージョン 3.0.0.6.102_35404 未満 のルーターをお使いの場合

ワイヤレス > 全般 の順に進み、「スマートコネクト」を[OFF]に設定し、[適用]をクリックして設定を保存します。

スマートコネクトの設定方法について、詳しくは [WiFiルーター] スマートコネクトの設定方法 をご覧ください。 

 

5. アンテナの向きを調整する

外付けアンテナの向きを、ルーターの設置場所や接続機器の利用場所に合わせて調整してください。

下図は、RT-AC88Uの例です。(アンテナの本数や配置は製品により異なります。)

ルーターをすべての接続機器の中心に設置した場合に、最良な通信パフォーマンスが発揮するためには下図を参考にアンテナの向きを調整します。

各製品の最適なアンテナの角度については、 ASUSダウンロードセンター からユーザーマニュアルをダウンロードしてご確認ください。

 

6. ルーターの設置場所を変更する

信号伝送距離が信号強度に影響を与えるのを回避するために、デバイスとルーターの距離を近づけます。

Wi-Fiは2.4GHz、5GHz(Wi-Fi 6E以降では6GHz)の異なる周波数帯があります。2.4GHzは、様々な家電製品や電子機器で利用されているため、他の機器との干渉を受けやすいですが、遠くまで電波が届きやすい周波数帯です。5GHzは、他の機器との干渉を受けにくく、安定して高速な通信が出来ますが、壁などの電波を遮る遮蔽物の影響を受けやすく、電波が遠くまで届きにくい周波数帯です。

Wi-Fi接続デバイスのネットワークが頻繁に切断される場合は、接続している周波数帯(2.4GHz/5GHz/6GHz)、デバイスとルーターの距離をご確認ください。

詳しくは [WiFiルーター] Wi-Fiの接続を改善する方法 をご覧ください。 

 

7. 周囲環境を確認する

周囲に電波に影響を与える機器や遮蔽物がない場所、床から1~2m程度の高さにルーターを設置します。

  • 電波干渉:テレビ、電子レンジ、冷蔵庫、コードレス電話、IHヒーター、Bluetooth機器など、一般的な家電製品から発生される電波と干渉する場合があります。
  • 遮蔽物:鉄製キャビネット、鉄製ドア、セメント壁、地面、ソファー後部、石膏、厚い板、コンクリート、土壁、断熱材、有刺鉄線など、 高密度素材・高湿度環境は障害となりWi-Fi電波を減衰させます。

ルーターは可能な限り通信機器間の中心で、家具や家電が少なく干渉や障害のない、高い場所に設置することをお勧めします。

 

8. ファームウェア/ドライバーを更新する

お使いのワイヤレスデバイスのファームウェアまたはドライバーが最新の状態に更新されていることを確認してください。更新情報や更新方法については、お使いの機器メーカーにお問い合わせください。

  • ワイヤレスデバイス:スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、USB Wi-Fiアダプター、ゲーム機、など

Macを使用してインターネットに接続する際、AiMeshルーターとノード間のローミング(接続切り替え)で頻繁にネットワークが切断されてしまう場合は、 [WiFiルーター] Macデバイスを使用時にAiMeshルーターとノード間のローミングで切断が発生する を参考に設定をお試しください。

 

9. ルーターを工場出荷時の状態にリストアする

ルーターを工場出荷時の状態にリストアするには2つの方法があり、利用可能な機能はモデルによって異なります。詳しい手順については [WiFiルーター] ルーターを工場出荷時の状態にリセットする方法 をご覧ください。 

参考:ルーターを工場出荷時の状態にリセットすると、すべての設定が消去され再設定が必要になります。必要な場合は、事前にご契約のインターネットプロバイダーから提供される情報(認証ID、パスワードなど)をご用意ください。

 

RT-AC68Uの例

(1) 背面のリセットボタンの位置を確認します。

各製品のリセットボタンの有無および位置については、ASUSダウンロードセンター からユーザーマニュアルをダウンロードしてご確認ください。

(2) ルーターの電源が入った状態で、電源LEDが点滅するまでリセットボタンを約5-10秒間長押しします。

リセットボタンを離すとすべてのLEDが消灯します。

その後、LEDが再び点灯を開始したたらリセットは完了です。ルーターの管理画面にアクセスし初期設定を行ってください。

(3) クイックインターネットセットアップ(QIS)を使用してルーターを設定します。

クイックインターネットセットアップ(QIS)について、詳しくは以下のリンクをご覧ください。

 

上記の方法を試しても問題が解決しない場合は、ルーターのハードファクトリーリセットをお試しください。

詳しくは [WiFiルーター] 通常の方法でルーターを工場出荷時の状態にリセットできない場合の対処方法:ハードリセット - 製品リスト をご覧ください。