[DSLルーター] DSLの設定方法

機能一覧

 

Step 1: PCとAiMeshルーターをWi-FiまたはLANケーブルで接続し、ウェブブラウザーを起動してASUSルーターの管理画面 (http://www.asusrouter.com または LAN IP)にアクセスします。

       

          詳しくは [WiFiルーター] ルーターの管理画面を表示する方法 をご覧ください。

 

Step 2: 詳細設定メニューから、 管理 > DSL設定 の順に移動します。

       ご参考: DSL設定を変更する前に、インターネットプロバイダー(ISP)からDLS設定情報を入手してください。

       

 

 

機能概要 

01. DSL変調

適切な変調タイプを選択します。変調タイプがわからない場合は[Auto Sync-Up](初期値)に設定します。

       

 

02. ANNEXモード

お使いの回線がどのAnnexモードでか、インターネットプロバイダーへご確認ください。わからない場合は、まず[ANNEX A/I/J/L/M]をお試しください。60秒経過してもルーターのDSL LEDが点滅しない場合は、[ANNEX B/J]に設定を変更して再度ご確認ください。

       

 

03. Dynamic Line Adjustment (DLA)

この機能は、システムがDSL回線を監視し、回線の安定性を維持するためのものです。現在の回線状態に基づいて、必要な変更が採用されます。手動で設定を行いたい場合は[Disabled(無効)]に設定します。

       

 

04. 安定性調整 (ADSL)

この機能はADSLモードのためのものです。負の値に設定すると安定性が向上し、正の値に設定するとパフォーマンスが向上します。回線が非常に安定している場合を除き、高い値に設定する必要はありません。 Dynamic Line Adjustment (DLA) がEnabled(有効)に設定されている場合、この値は自動的に調整されます。

       

 

05. Rx AGCゲイン調整 (ADSL)

この機能は、安定性調整(ADSL)の設定を変更してもADSL接続が不安定な場合に、ADSL用のRx AGC(Auto Gain Control)GAINを設定します。また、CRCもStableモードに設定することもできます。

       

 

06. 安定性調整 (VDSL)

VDSLの目標SNRマージンを調整します。

ご参考​DSL-AC88U, DSL-AC3100, DSL-AC88U-B はサポートしていません。

まず、詳細設定メニューから システムログ > DSLログ で、SNRマージンを見つけてください。

  • DSL-AX82Uの場合

          この項目を使用すると、ターゲットSNRマージンを調整できます。負の値に設定することで、ダウンストリームのパフォーマンスを最大化することができます。ただし、この値が低いほどDSLモデムルーターは回線ノイズの影響を受けやすくなり、同期ロスが発生する可能性があるので適切な値に設定する必要があります。xDLS接続が不安定または接続を確立できない場合は、正の値に設定してください。

  • 他モデルの場合のFAQ

         例えば、ダウンストリームのSNRマージンが8dbの場合、7db以下に設定することでダウンストリームのパフォーマンスを最大の4db(最大性能)にすることができます。ただし、この値が低いほどDSLルーターは回線ノイズの影響を受けやすくなります。そのため、割り込みが発生する可能性があるため適切な値に設定する必要があります。ただし、VDSL接続が不安定または接続を確立できない場合は、9db ~ 30db などの高い値に設定してください。

       

 

07. Rx AGCゲイン調整 (VDSL)

この機能は安定性調整 (VDSL) を設定してもダウンストリームパフォーマンスが得られない場合に、VDSL用のRx AGC (Auto Gain Control) GAINを設定します。 パフォーマンスを向上させたい場合はHigh Performanceに設定をお試しください。ただし、VDSL接続が不安定でCRCがある場合は、Stableモードに設定することもできます。

       

 

08. UPBO - Upstream Power Back Off (VDSL)

VDSLのアップストリームパワーバックオフ(UPBO)の有効/無効を設定することができます。DSLAMはUPBOを使用してxDSLルーターの送信電力を減らすことができます。場合によっては、DSLAMからの異常なUPBO制御が同期の問題(最小レートで同期するための送信電力が不足しているなど)につながる場合があります。したがって、この機能を使用するとUPBOを無効にすることができ、DSLAMの設定の影響を受けやすくなります。

       

 

09. ESNP - Enhanced Sudden Noise Protection (VDSL)

このコマンドは一部のインパルスノイズ環境に対して有効で、回線の安定性を高めることができます。ESNPはDynamic Line Adjustment (DLA)が有効に設定されている場合、自動的に調整されます。

       

 

10. SRA (Seamless Rate Adaptation)

SRA (Seamless Rate Adaptation) を有効にすると、安定したデータ転送速度が得られ、接続が不安定になるのを防止することができます。ただし、ダウンロード/アップロード速度は低下します。接続が安定していて、ダウンロード/アップロード速度の低下が気になる場合はSRAを無効に設定することができます。 

       

 

11. ビットスワップ (ADSL)

ビットスワップ機能の有効/無効を設定します。これはビン/チャンネルに割り当てられるビットを調整します。

ビジー状態または混雑状態のビン/チャンネルにはより少ないビット数が割り当てられ、使用可能なチャンネルにはより多くのビットが割り当てられます。

       

 

12. ビットスワップ (VDSL)

ビットスワップ機能の有効/無効を設定します。これはビン/チャンネルに割り当てられるビットを調整します。

ビジー状態または混雑状態のビン/チャンネルにはより少ないビット数が割り当てられ、使用可能なチャンネルにはより多くのビットが割り当てられます。

       

 

13. VDSLプロファイル

VDSLで使用するVDSLプロファイルを設定します。デフォルトは 17a/12a/8a modeと互換性のある 30a multi mode です。ただし、ドイツの一部インターネットプロバイダーで導入されている非標準の30a multi mode VDSL DSLAM同期問題を回避するためには、VDSL回線を同期するために 17a multi mode に設定する必要がある場合があります。 ドイツ以外の地域でご使用の場合、この設定は必要ありません。8a multi modeは8a/8b/8c/8dを意味します。12a multi modeは、12a/12bを意味します。

       

Multi mode はすべてのモードに対応しています。

        

ご参考: DSL-AX82U は 35b プロファイルをサポートしています。

       

 

14. G.INP (G.998.4)

この機能は ADSL2、ADSL2+、VDSL2 でのみ動作します。インパルスノイズに対する保護を強化したり効率を高めることができます。DSLAMがサポートしない場合は無効に設定してください。

       

 

15. G.vector (G.993.5)

遠端クロストーク(FEXT)など、同じケーブル内の信号間のクロストークをキャンセルすることができます。これにより、信号対雑音比(SNR)が大幅に向上し、より高いビットレートを実現できます。ただし、この機能を動作させるにはインターネットプロバイダーがベクトル化VDSL2 DSLAMを展開する必要があります。うまく機能しない場合やインターネットプロバイダーのG.vectorが非標準である場合は、このオプションと非標準G.vectorの両方を有効にしてください。

       

 

16. 非標準 G.vector (G.993.5)

特定の地域の非標準G.vectorサポートの有効/無効を設定します。インターネットプロバイダーのG.vectorが標準である場合は、この機能を有効に設定しないでください。

       

 

 

 

関連FAQ

ルーターのVDSLプロファイル35bオプションがないのはなぜですか?

  • DSL-AX82Uのみが35bオプションをサポートしています。