[マザーボード] Q-LED Core のよくあるご質問 (FAQ)
すべてのマザーボードがQ-LED Core機能をサポートしているわけではありません。まずは、お使いのマザーボードがQ-LED Core機能をサポートしているかどうかをご確認ください。
Q1: Q-LED Core とは?
A1: Q-LED Core機能は、POST (Power-On Self Test) 中にコンポーネントの問題を検出した場合、電源LEDを点滅させ問題箇所を通知します。
Q-LED Coreが通知する状態は以下のとおりです。
点灯方法 | A: 素早く点滅 | B: 点滅 | C: ゆっくり点滅 | D: 点灯 |
点灯詳細 | 1秒に4回点滅 | 1秒間隔で点灯/消灯 | 4秒間隔で点灯/消灯 | 点灯 |
検出結果 | メモリー未検出(Intel)/CPU未検出(AMD)** | グラフィックスカード未検出/エラー | 起動デバイス未検出/エラー | 正常起動 |
検出理由 | 1.メモリーの正しく取り付けられていない 2.メモリー/スロットが故障している 3.オーバークロックによる障害発生 | 1.CPU内蔵グラフィックスの異常: CPUが正しく取りけられていないまたは故障している 2.グラフィックスカードの異常: グラフィックスカードが正しく取り付けられていないまたは故障している 3.モニター/ディスプレイが正しく取り付けられていないまたは故障している | 1.起動デバイスが正しく取り付けられていない 2.起動デバイスが故障している 3.OSによる問題で起動デバイスが検出できない | 問題は検出されていません |
参考動画 |
ご参考: スマートフォン等でQRコードをスキャンするとQ-LED Coreの点滅効果を確認するアニメーションが表示されます。
* システムを起動する前に、マザーボードに取り付けるCPU、メモリーなどの各種コンポーネントが互換性のあること、正しく取り付けられていることを必ずご確認ください。
** 検出結果の意味はご利用のマザーボードタイプによって異なります。Intelマザーボードではメモリー未検出、AMDマザーボードではCPU未検出となります。
Q-LED Coreによるトラブルシューティング:
Intelマザーボードをお使いの場合はA-1を、AMDマザーボードをお使いの場合はA-2をご覧ください。
A-1. 素早く点滅: 電源投入後、電源LEDが 4回/1秒 サイクルで素早く点滅する (Intelマザーボード - メモリー未検出)
1. 下図を参考に、メモリーがスロットに正しく取り付けられていることを確認します。メモリーの正しく取り付けられていない場合は、一度取り外した後に再度メモリーを取り付けてお試しください。
不適切な取り付け例:
適切な取り付け例:
2. 下図を参考に、マザーボードのメモリースロットやメモリーモジュールのゴールドフィンガー部が汚れていないことを確認します。汚れが付着している場合は、汚れを拭き取ってから再度お試しください。
3. お使いのモデルのユーザーマニュアルに記載されている推奨メモリー構成を参考にして、再度お試しください。
ご参考: ドライバーおよびユーティリティー、マニュアル、BIOS などの入手方法
4. 2枚以上のメモリーを使用している場合は、メモリーを1枚だけ装着して起動をお試しください。
メモリー1枚の構成で正常に起動した場合は、追加のメモリーを1枚ずつ装着してその都度起動を確認します。取り付けるスロット(優先スロット)について、詳しくは ダウンロードセンター からユーザーガイドをダウンロードしてご確認ください。
5. メモリーサポートリスト (QVLリスト) に掲載されているメモリーに交換してください。
ご参考: [マザーボード] QVLリスト(CPU/メモリ)の照会方法は?
6. 上記の手順を試しても問題が解決しない場合は、メモリーサポートリスト (QVLリスト) に掲載されている別のメモリーに交換してお試しください。
A-2. 素早く点滅: 電源投入後、電源LEDが 4回/1秒 サイクルで素早く点滅する (AMDマザーボード - CPU未検出)
1. CPUを取り外し、再度正しく取り付けます。
2. 下図を参考に、CPUソケットまたはCPUピンに汚れや付着物がないことを確認します。汚れが付着している場合は、汚れを丁寧に除去してから再度お試しください。CPUピンは曲がりやすいのため慎重に作業を行ってください。
3. CPUピンが折れていないことを確認します。ピンが折れている場合は、別の正常なもので再度お試しください。
4. 上記の手順を試しても問題が解決しない場合は、CPUサポートリストに掲載されている別のCPUに交換してお試しください。
B. 点滅: 電源投入後、電源LEDが2秒サイクルで点滅する (グラフィックスカード未検出/エラー)
1. CPU内蔵グラフィックスの出力が正常ではない場合: CPUが正しく取りけられていない可能性があります。CPUを取り外し、再度取り付け直してください。
2. グラフィックスカードの出力が正常ではない場合:
a. グラフィックスカードが正しく取りけられていない可能性があります。グラフィックスカードを取り外し、再度取り付け直してください。
b. 下図のように、マザーボードのPCI Expressスロットやグラフィックカードのゴールドフィンガー部が汚れていないことを確認します。汚れが付着している場合は、汚れを拭き取ってから再度お試しください。
c. 上記の手順を試しても問題が解決しない場合は、別のグラフィックスカードに交換してお試しください。
C. ゆっくり点滅: 電源投入後、電源LEDが8秒サイクルでゆっくり点滅する (起動デバイス未検出/エラー)
1. SATAケーブル、ハードディスク、M.2 SSDなどの起動デバイスに使用しているストレージを一旦取り外し、再度接続して起動をお試しください。
2. M.2 SSDをお使いの場合は、M.2 SSDがネジでしっかりと固定されていることをご確認ください。
3. 下図のように、マザーボードの起動デバイスを接続しているPCI Express スロット、M.2 Socket スロット、SATAポートやストレージデバイスのゴールドフィンガー部が汚れていないことを確認します。汚れが付着している場合は、汚れを拭き取ってから再度お試しください。
4. 上記の手順を試しても問題が解決しない場合は、別のストレージデバイスに交換してお試しください。
Q2. Q-LED Coreのトラブルシューティングを実行しても問題が解決しない場合はどうすればいいですか?
A2-1: CMOSクリアをお試しください。ご参考: [マザーボード] CMOSをクリアするには?
A2-2: お使いのマザーボードがBIOS Flashback™対応製品の場合は、BIOS Flashback™を使用しBIOSの更新をお試しください。ご参考: [マザーボード] BIOS Flashback™ の使い方
Q3: Q-LED Coreをオフにすることはできますか?
A3: はい。Q-LED CoreはUEFI BIOS Utilityでオフにすることができます。
UEFI BIOS Utilityを起動し、Advanced modeで Advanced > Onboard Devices Configuration > Q-LED Core を [Disable] に設定します。
Q4: すべてのマザーボードがQ-LED Core機能をサポートしていますか?
A4: いいえ。すべてのマザーボードがQ-LED Core機能をサポートしているわけではありません。お使いのマザーボードがQ-LED Core機能をサポートしているかどうかは、ASUS公式サイト の製品ページでご確認ください。
1). 虫眼鏡アイコン をクリックし、お使いのマザーボードのモデル名を入力して製品ページに移動します。
例: PRIME Z690-P
2). 概要ページに [Q-LED Core] の説明があれば、お使いのマザーボードはQ-LED Coreをサポートしています。
例: 概要ページ > カスタマイズ > DIYフレンドリー > Q-LED Core