-
より高い耐久性
• 16GBのeMMCストレージを搭載し、パフォーマンスと安定性を向上。さらに柔軟性を高めるマイクロSDスロットを装備
• 低電圧入力検出機能により、非認証*電源を使用した場合の電源問題を回避し、システムの安定性を確保 -
ユーザーエクスペリエンスの向上
• 完璧なビデオエンターテイメントを実現するHDMI-CECに対応し、1つのリモコンでTinker Board Sとテレビの両方を操作可能
• オーディオジャックのプラグイン検出と、他のインターフェイスから3.5mmオーディオジャックへの自動切り替え
-
ビルダーとともに常に前進
• オンボードのパワーオンピンにより、アイデアを実現する際の自由度が増大
• スレーブモードを備えた拡張I2Sピンと、互換性を高める改良されたソフトウェアAPI
* 非認証電源とは、製品仕様に記載されている値とは異なる電源出力を指します。
詳細はこちら
Tinker Board S | Tinker Board | |
---|---|---|
Processor | Cortex-A17 Quad-core 1.8GHz | |
Display | 1 x 15-pin MIPI DSI supports up to HD 1 x HDMI up to 4K/30fps *HDMI CEC Hardware Ready |
1 x 15-pin MIPI DSI supports up to HD 1 x HDMI up to 4K/30fps |
Memory Size | Dual-CH LPDDR3 2GB | |
Storage | Onboard 16GB eMMC Micro SD(TF) card slot |
Micro SD(TF) card slot |
Connectivity | 1 x GB LAN 1 x wireless 802.11 b/g/n & BT 4.0 + EDR |
|
Audio | RTL HD Codec with 1 x 3.5mm audio jack *Supports Plug-in Detection and Auto-Switch |
RTL HD Codec with 1 x 3.5mm audio jack |
USB | 4 x USB 2.0 ports | |
Internal Headers | 1 x 40-pin GPIO header w/ enhanced I2S 1 x 2-pin eMMC recovery header 1 x 2-pin Power-on header |
1 x 40-pin GPIO header 1 x 2-pin contact points |
Power Connector | Micro USB (5V/2~3A) *Supports low voltage input detection |
Micro USB (5V/2~3A) |
OS Support | Debian 9 / Android 6 | |
Dimension | 3.37" x 2.125" |
無効
パワーオンMMCリカバリ eMMC Recovery
HDオーディオ
アンテナヘッダー
特徴および機能
クラス最高のパフォーマンス
堅牢なGPUパフォーマンスと機能性
Tinker Board Sには、HDMI CECハードウェア回路が実装されており、対応ソフトウェアにより、マルチメディア愛好家が1つのリモコンを使ってテレビ出力を制御し、より優れたエンターテイメント体験を実現することができます。その他の固定機能には、H.264およびH.265再生サポート、HDおよびUHDビデオ再生が含まれます。*
*現在のところ、Tinker Board SでのHDおよびUHDビデオの30fps再生は、付属のメディアプレイヤーからのみご利用いただけます。サードパーティのプレイヤーやアプリケーションでは、ハードウェアアクセラレーションを提供していない場合があり、その結果、再生機能が制限されたり不安定になったりします。詳しくはFAQをご覧ください。
HDオーディオ品質
ビルダーフレンドリーなIoTコネクティビティ
Tinker Board Sは、インターネットやネットワーク接続用にGbit LANも搭載しています。LANポート用に設計された専用バスリソースが、安定したイーサネットパフォーマンスを保証します。Tinker Board Sに搭載されたWi-FiおよびBluetoothコントローラーは、金属カバーでシールドされており、干渉を最小限に抑え、無線性能を向上させています。IPEXアンテナヘッダーが内蔵されているため、アンテナの交換やアップグレードが容易に行えます。
Tinker Board Sは、フルサイズのHDMI出力も備えています。さらに、4つのUSB 2.0ポートを搭載しており、周辺機器やアクセサリを幅広く接続できます。
強化されたDIYデザイン
Tinker Board SのPCBサイズやトポロジーは標準的なSBCボードに適合しており、幅広いケースや物理的アクセサリに対応しています。プリント基板のシルクスクリーンには、接続ヘッダーや位置を示すコールアウト(吹き出し)が印刷されており、接続作業をわかりやすくするのに役立ちます。また、オンボードのMIPIヘッダーには、色分けされたプルタブを採用しています。
Tinker Board Sにはヒートシンクが搭載されており、高負荷時や高温環境下での放熱性を向上させます。
TinkerOS ‧ サポートOS ‧ アプリケーション
さらに TinkerOS は、超軽量にして応答性が高くなるように注意深く設計されています。Debian 9ベースでLXDEデスクトップ環境が動作します。このGUIはSBCボード専用に最適化されています。また、Windowsベースのフラッシュドライブや外付けハードディスクドライブに簡単にアクセスできるプラグアンドプレイのNTFSサポートも備えています。付属のウェブブラウザも慎重に選択され、最適化されています。Chromiumをベースとしており、多くの拡張機能とともにスピードと安定性を実現しています。ASUSチームは、ブラウザのハードウェアアクセラレーションを有効にすることで、YouTubeのHD解像度を含むウェブレンダリングとビデオ再生の向上を実現しました。
TinkerOSには、プログラミングや開発を容易にする人気のアプリケーションが多数含まれています。IDLE/PythonやSqueak/Scratch などです。
TinkerOSとDebian Linuxの他に、Tinker Board SはAndroidオペレーティングシステムもサポートしています。これにより、メディア再生やゲームなど、まったく異なる使用シナリオが可能になります。
Tinker Board Sパフォーマンス
CPUパフォーマンス
GPUパフォーマンス
ストリームとメモリパフォーマンス
eMMCおよびSDカードの読み取り/書き込み速度
.読み取り速度:最大422%向上
.書き込み速度:最大226%向上
ネットワーク/オーディオ仕様
仕様 | Wi-Fi | オーディオフォーマット /サンプルレート |
オーディオ機能 |
---|---|---|---|
Tinker Boardシリーズ | 802.11b/g/n(アップグレード可能なIPEXアンテナ付き) | 再生:24ビット/192KHz、録音:24ビット/96KHz | オーディオ出力、マイク入力 |
競合SBC | 802.11 b/g/n | 16ビット/48KHz | 音声出力専用 |
ネットワークパフォーマンス
.送信/受信速度
.USB転送中のLAN性能
USB速度
.読み込み速度:最大154%向上
.書き込み速度:最大6%向上
*カード仕様:Kingston DataTraveler 64GB USB3.0
Wi-Fiパフォーマンス(信号損失)
ロケーション:OctoScopeプラットフォーム ターゲットAP:ASUS RT-AC66U (Broadcom) |
規格:b/g/n 混合 チャネル:6 帯域幅:20MHz セキュリティ:なし |
*Tinker Board S- OS:Linux 4.4.0+ armv7l l イメージバージョン: V20170113 l メモリタイプ: 2GB l CPU タイプ、速度[GHz]:Cortex-A17クアッドコア1.8GHz l GPU タイプ, 速度[MHz]:Mali™ T-764
*競合 SBC - OS:Linux 4.4.11+ armv7l l メモリタイプ:1GB l CPUタイプ、速度[GHz]:Cortex-A53クアッドコア1.2GHz l GPUタイプ、速度[MHz]:VideoCore IV
コミュニティ・お問い合わせ
皆様のご意見をお聞かせください
ドキュメンテーション
始めましょう
要件:
.1 x Tinker Board電源*または他の認証済み5V/2-3A電源**
.1 x モニター
.1 x HDMIケーブル
.1 x キーボードとマウスセット
* Tinker Board電源は別売りです
** ケーブルは最大3Aの電源出力が必要です。
2. ウェブサイトからTinkerOSイメージをダウンロードし、Win32Disk ImagerやEtcherなどのサードパーティ製ISOソフトウェアを使用してTinker Board Sにフラッシュします。
3. 電源、キーボード、マウス、モニターをTinker Board Sに接続して起動します。
ハードウェア
通常、Tinker Board Sは、接続する周辺機器にもよりますが、700~1000mAを使用します。周辺機器が接続されていない場合は、500mA程度の使用にとどまる場合もあります。Tinker Board Sの最大電力は1Aです。0.5Aを上回る電力を必要とするUSBデバイスを接続しなければならない場合、外部給電USBハブを介して接続する必要があります。
USBポートは、キーボード、マウス、ウェブカメラなどの周辺機器の取り付けを可能にします。これにより、ボードに追加機能が提供されます。
Tinker Board SのUSBハードウェアと、デスクトップPC、ノート型PC、タブレットのUSBハードウェアには、いくつかの違いがあります。
Tinker Board S内部のUSBホストポートは電源供給専用で、RK3288は当初はモバイル市場で使用されることを想定していました。例えば、PCまたは単一デバイスに接続するため携帯電話に搭載するシングルUSBポートといったものです。本質的に、OTGハードウェアはPC上の同等のハードウェアよりもシンプルです。
OTGは通常、あらゆるタイプのUSBデバイスとの通信をサポートしますが、Tinker Boardに接続するようなほとんどのUSBデバイスに十分なレベルの機能を提供するためには、システムソフトウェアがより多くの働きをする必要があります。
Learn More
対応デバイス
お持ちのデバイスをTinker Boardで使いたい場合は、それを接続してください。互換性がある可能性があります。グラフィカルインターフェイス(OSのLXDEデスクトップ環境など)を使っている場合、互換性があれば、新しいデバイスを知らせるアイコンやメッセージがポップアップ表示されます。
ポートの電力制限
高出力のデバイスをTinker BoardのUSBポートにホットスワップすると、ブラウンアウト(電圧低下)が発生し、Tinker Board Sがリセットされる可能性があることに注意する必要があります。
GPIO API
Python
1. ターミナルを開き、依存パッケージをインストールします。
sudo apt-get update
sudo apt-get install python-dev python3-dev
2. Python GPIOライブラリ*をダウンロードします。
git clone http://github.com/TinkerBoard/gpio_lib_python.git
3. フォルダに移動します。
cd gpio_lib_python/
4. Tinker Board S 用の Python GPIO ライブラリをインストールします。
sudo python setup.py install
sudo python3 setup.py install
5. 参考コード
このフォルダ /gpio_lib_python/test 以下に、いくつかのサンプルコードがあります。
*"git command not found"と表示された場合は、以下のコマンドを使用してaptでgitをインストールしてください。 sudo apt-get update
sudo apt-get install git
C
1. ターミナルを開き、C GPIOライブラリ*をダウンロードします。
git clone http://github.com/TinkerBoard/gpio_lib_c.git
2. フォルダに移動します。
cd gpio_lib_c/
3. Tinker Board S用のC GPIOライブラリをインストールします。
sudo ./build
4. インストールが成功したかどうかを確認します。
gpio -v
gpio readall
5. 参考コード
このフォルダ /gpio_lib_c/examples 以下にいくつかのサンプルコードがあります。
*"git command not found"と表示された場合は、以下のコマンドを使用してaptでgitをインストールしてください。
sudo apt-get update
sudo apt-get install git
GPIOのピン配置
GPIO.Setmode(セットモード) (GPIO.ASUS) |
GPIO.Setmode(セットモード) (GPIO.BOARD) |
Pinout | ピンアウト(ピン配置) 物理ピン 番号 |
ピンアウト(ピン配置) | GPIO.Setmode(セットモード) (GPIO.BOARD) |
GPIO.Setmode(セットモード) (GPIO.ASUS) |
1 | VCC3.3V_IO |
12 | VCC5V_SYS |
2 | ||
252 | 3 | GP8A4_I2C1_SDA |
34 | VCC5V_SYS |
4 | |
253 | 5 | GP8A5_I2C1_SCL |
56 | GND |
6 | |
17 | 7 | GP0C1_CLKOUT |
78 | GP5B1_UART1TX |
8 | 161 |
9 | GND |
910 | GP5B0_UART1RX |
10 | 160 | |
164 | 11 | GP5B4_SPI0CLK_UART4CTSN |
1112 | GP6A0_PCM/I2S_CLK |
12 | 184 |
166 | 13 | GP5B6_SPI0_TXD_UART4TX |
1314 | GND |
14 | |
167 | 15 | GP5B7_SPI0_RXD_UART4RX |
1516 | GP5B2_UART1CTSN |
16 | 162 |
17 | VCC33_IO |
1718 | GP5B3_UART1RTSN |
18 | 163 | |
257 | 19 | GP8B1_SPI2TXD |
1920 | GND |
20 | |
256 | 21 | GP8B0_SPI2RXD |
2122 | GP5C3 |
22 | 171 |
254 | 23 | GP8A6_SPI2CLK |
2324 | GP8A7_SPI2CSN0 |
24 | 255 |
25 | GND |
2526 | GP8A3_SPI2CSN1 |
26 | 251 | |
233 | 27 | GP7C1_I2C4_SDA |
2728 | GP7C2_I2C4_SCL |
28 | 234 |
165 | 29 | GP5B5_SPI0CSN0_UART4RTSN |
2930 | GND |
30 | |
168 | 31 | GP5C0_SPI0CSN1 |
3132 | GP7C7_UART2TX_PWM3 |
32 | 239 |
238 | 33 | GP7C6_UART2RX_PWM2 |
3334 | GND |
34 | |
185 | 35 | GP6A1_PCM/I2S_FS |
3536 | GP7A7_UART3RX |
36 | 223 |
224 | 37 | GP7B0_UART3TX |
3738 | GP6A3_PCM/I2S_SDI |
38 | 187 |
39 | GND | 3940 | GP6A4_PCM/I2S_SDO | 40 | 188 |
* デバイスに保存されているすべてのデータを定期的にバックアップすることを強く推奨します。ASUSは、Tinker Boardシリーズに保存されたプログラムやデータの破損や紛失に対して責任を負わないものとし、データ復旧、バックアップ、およびそれらに起因するいかなる費用についても責任を負わないものとします。
* ASUSは、いかなる場合においても、製品の修理や交換に起因する欠陥、損傷、データの損失について責任を負わないものとします。