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本物に触れて磨くクリエイティブ力、夏期講習でASUS ExpertBookで3Dデザインに挑戦/大妻中学高等学校(前編)

夏期休暇中の8月下旬。大妻中学高等学校は、夏期講習のプログラムとして3D CADソフト「Fusion 360」を用いた3Dデザイン講座を実施した。Windows や Chromebook、Macなど様々な端末が用意されたコンピュータ室に30名の生徒たちが集まり、普段の授業とは趣きが異なるクリエイティブな活動に挑戦した。そこでは、Windows Pro を搭載したハイスペックなASUS ExpertBook B1 B1500 CEAEの端末も使用された。同校のICT環境や講座の狙いなど[前編/後編]にわたり紹介する。

本物に触れて磨くクリエイティブ力、夏期講習でASUS ExpertBookで3Dデザインに挑戦/大妻中学高等学校(前編)

【関連】本物に触れて磨くクリエイティブ力、夏期講習でASUS ExpertBookで3Dデザインに挑戦/大妻中学高等学校(後編) 本文はこちら


知性と品性の育成、ICT教育も充実した女子校

「ごきげんよう」の挨拶から授業が始まる大妻中学高等学校。1908年創立の歴史ある中高一貫の女子校だ。教育ビジョンに「自らの学びで自らを育み 世界に羽ばたき生涯にわたって世界で活躍できる女性を育てます」と掲げる。

2018年から1人1台タブレットPCを導入。貸出用の端末も整備するなどICT環境が充実している。授業はもちろんその他の活動にも日常的にICT活用を展開し、日本教育工学協会から「学校情報化優良校」の認定を受けるなどICT教育の先進校でもある。

知性と品性の育成、ICT教育も充実した女子校

高校2・3年生には通常の授業内容に加え、ドローンを活用したプログラミング学習、AIや量子コンピュータを知る特別講座などを実施。中学生と高校1・2年生には、土曜日の午後や長期休暇の時期に、興味を持っている生徒を対象にプログラミング講座やアートの要素を取り入れた講座なども行っている。

タスクを軽々とこなす高性能なASUS ExpertBook B1 B1500 CEAE

大妻中学高等学校 情報科 ICT教育コーディネータ 加藤悦雄教諭 大妻中学高等学校 情報科 ICT教育コーディネータ 加藤悦雄教諭

同校では、現高校2・3年生は Windows のタブレットPCを活用しているが、高校1年生以下の学年から Chromebook に切り替えている。2022年度にASUS Chromebook Detachable CM3 (CM3000)を、2023年度にASUS Chromebook Detachable CZ1 (CZ1000)を導入しており、現中学1・2年生はASUS端末を所有して活用している。

それとは別に、現在ASUSから Windows 10 Pro/11 Proを搭載したASUS ExpertBook B1 B1500CEAEが同校のコンピュータ室で活用されている。いずれも最大で高性能な第11世代インテル® Core i7 プロセッサーを搭載し、大容量メモリや記憶装置も備えたハイスペックなノートPCだ。アプリやOSの起動、大容量ファイルの保存も飛躍的に高速化され、軽量小型かつ振動・衝撃に強い頑丈なボディも特徴の端末である。

同校 情報科の桑原教諭は、普段使いには生徒が現在1人1台活用している Chromebook で用途を十分満たしているが、今回のような特別な講座でICT活用する時には、より高性能なスペックの端末が学びをスムーズにすると話す。学習に利用するための各種アプリケーションのインストールに対応でき、軽々と動作する環境がなければこうした講座の実現は難しい。ASUS ExpertBook B1 B1500 CEAEはその役割を安心して任せられる端末であり、生徒が一歩踏み出す新しい挑戦にも高いパフォーマンスでしっかりとサポートしている。

あらゆる業務を高いレベルでこなすパフォーマンスノートパソコン ASUS ExpertBook B1 B1500
あらゆる業務を高いレベルでこなすパフォーマンスノートパソコン ASUS ExpertBook B1 B1500
あらゆる業務を高いレベルでこなすパフォーマンスノートパソコン ASUS ExpertBook B1 B1500

本物に触れてクリエイティブ力を養う

大妻中学高等学校 情報科 桑原さとみ教諭 大妻中学高等学校 情報科 桑原さとみ教諭

高校1・2年生の希望者30名を対象に実施した今回の夏期講習。「Fusion 360 モデリング 2023年版 ミニチュアを創ろう」と題した講座で、外部講師を招き、3Dデザインの基礎を2日間・計6時間にわたって学んでいく内容だ。

年3回の長期休暇で行う講座を毎回考案しているという桑原教諭。「情報」と「美術」は、通常の授業の範囲から広げて生徒の興味関心が湧くテーマを取り上げることがあるという。今回は、ICT活用を通して「情報」の「デザイン」の側面に焦点を当てた。

「3D・CGに関してはアートであり、同時にアートとは少し異なるデザインの面も強いです。『どこの面でどうするのがいいのか』といった3Dの感覚は、たとえば、絵を描くことが苦手な生徒もまたちょっと違うものではないかと思います。ほとんどの生徒が3Dの作成自体もこのアプリケーションを触ることも初めて。普段の授業では体験できないことを体験することも目的です」。

「著作権の問題もそうですが知識で学んだことが含まれている活動をできるといいなという考えもあり構成しました。今回のような3Dデザインや作曲のDTM (Desk Top Music) といったクリエイティブな活動の場合は、その道に精通したプロをお呼びして、生徒には本物に触れる機会にしてほしいと思っています」。

自ら発想し生み出すといったクリエイティビティの力を養えるようにとの思いがあるという。

プロが使うアプリケーションへのこだわり

「Fusion 360」はオートデスク社が提供するクラウドベースの3DCADソフトウェア。3Dモデリング、レンダリング、図面作成など豊富な機能を備え、製品デザインの造形プロセスを管理できる。企業でも幅広く採用されており、実際に現場のプロたちが使っているアプリケーションだ。

プロが使うアプリケーションへのこだわり

「生徒は慣れるのが早いです。せっかくやるのであれば、初心者でも操作できるけれど突き詰めていくと『プロがしていること』ができるものを紹介したいんです」と桑原教諭。その他のグラフィックス系のアプリケーションを操作することになっても、今これを経験することで必ず次に繋げていくことができると力を込める。

講座の1日目は、モデリングと著作権に関する説明から始まった。家具や電気製品などはもちろん、家や飛行機の壁などもモデリングで作成でき、それを造形する3Dプリンタがあること。こうした手法が、強度の計算や軽量化、CO2削減、費用削減などにも役立っていること。またモデリングは物理的なモノに限らず、ゲームのコンテンツなどの創作にも使用されることなどを学び、早速、基礎の実践へと進んだ。

(後編に続く)


大妻中学高等学校
  • お客様プロフィール
  • 学校名: 大妻中学高等学校
  • 住所: 東京都千代田区三番町12
  • 業種: 中等・高等教育