岡山県の専門学校にASUSのフルデバイスを導入

    中四国の専門学校で初となるeスポーツ専門学科の実習室に
    ASUSのフルデバイスを導入

     岡山県岡山市に校舎を構える専門学校岡山ビジネスカレッジは、1983年の開校以来、学生や社会のニーズに合わせて9つの学科を設立。時代に応じた地域に役立つ人材を輩出してきた。そんな同校では10番目の学科として、「eスポーツビジネス学科」を新設。eスポーツに携わる人材を育成する学科は、中四国地方の専門学校で初となり、メディアや業界の注目を集めて、2022年4月からスタートを切る。

     そんな同学科では、デスクトップPCやディスプレイ、キーボードなど、授業に欠かせない機材をASUS製で統一。ASUSとしても、フルデバイスを一括導入するのは日本初の経験で、目玉となる施設の環境整備に同校と二人三脚で取り組んできた。

     本記事では、新設したeスポーツビジネス学科に導入する機材の選定に携わった佐倉涼太さんと、導入をサポートしてきたASUS JAPAN セールス本部 コマーシャル営業部 1課の黒澤吉博さん、同システムマーケティング部 テクニカルPRの瀬口佳吾さんを取材。機材選定のポイントや今後の展望について語っていただいた。

    2022年4月にスタートする専門学校岡山ビジネスカレッジ eスポーツ学科では、授業で使用するPCやモニターなどをASUS製で一括導入した。

    学生の期待や業界の需要に応えるためにeスポーツ専門学科を新設

    ――本日は開講直前の準備でお忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。最初に、新しくeスポーツビジネス学科を設立した経緯を伺ってもよろしいでしょうか。

    佐倉さん:
     当学科は中四国地方の専門学校で初となりますが、eスポーツの熱はこの地域でも近年高まっており、興味を持って中学や高校時代から自主的に活動している学生がたくさんいます。そんなニーズを単に受け止めるだけでなく子どもたちの将来を考えると、人材育成や就職に関してもサポートできる施設が必要だと考えて今回新しく設立しました。

    eスポーツビジネス学科担当の佐倉 涼太さん

    ――学科名に、eスポーツ「ビジネス」とついているのが印象的でした。

    佐倉さん:
     eスポーツ業界に携わることを考えると、プレイヤーとしてだけでなく、さまざまな道があります。そこで、ゲームスキル以外にもITスキルやビジネススキル、コミュニケーションスキルなどを総合的に学習できるカリキュラムを組み、動画編集やゲーム実況、eスポーツイベントの企画・運営といったノウハウも身につくようにしました。就職先も、eスポーツ関連職種はもちろん、IT系や大学編入など、幅広い進路を選択できる学科を目指しています。実際に募集した30名弱の枠は早々に埋まりましたが、半数以上はプレイヤー以外の進路を希望しています。

    同学科の時間割には、ゲーム実習以外にもさまざまなカリキュラムが並ぶ

    初の試みに一緒に取り組むパートナーとしてASUSを選択

    ――事前に拝見した実習室も本格的で、新入生も楽しみにしていると思いますが、今回ASUSのデバイスを一括導入した決め手はなんでしょう。

    佐倉さん:
     学科設立にあたっては、岡山県で活動する「岡山県eスポーツ連合(JeSU岡山)」にも相談してアドバイスを受けてきました。その中で、導入する機材選定の話になったときに、候補として上がったのがASUSです。世界シェア上位のパソコンメーカーというだけでなく、日本のeスポーツ業界にも多数の導入実績があり信頼感もありました。

     ただ、一番の決め手は先方の熱意です。他のメーカーも比較検討する中、ASUSは中四国地方からeスポーツ業界を盛り上げたいという当校の想いに応えてくださり、お会いした黒澤さんや瀬口さんも、非常に前向きに応援をしてくれました。

    ――ASUSとして、最初に岡山ビジネスカレッジから話を聞いたときの印象はいかがでしたか?

    瀬口さん:
    中四国地方初の専門学校を作るということで、最初にお話をいただいたときは私たちも熱意を感じましたし、そのパートナーに弊社を選んでいただけたのはとてもうれしかったです。弊社としてもフルデバイスを導入するのは日本で初めてのことなので、これから一緒に新しい挑戦をしていければと思っています。

    ASUS JAPAN株式会社 システムマーケティング部 テクニカルPR 瀬口佳吾さん

    eスポーツ専用フロアに設置された授業を行う「Gaming PC Room」には、ASUSのデバイスがずらりと並ぶ

    5 vs 5の対戦ブースを備えた「Event & Classroom」には、実況ブースも完備。イベントの配信を行うことも可能だ

    校舎の入口には、学生が自由に動画配信を行える「YouTube Streaming Room」も

    ――校舎内の各施設にもさまざまなデバイスが導入されていますね

    佐倉さん:
     eスポーツビジネス学科では、普段の授業をする「Gaming PC Room」のほかに、対戦ブースや実況配信設備を完備した「Event & Classroom」と、学生が自由に配信できる「YouTube Streaming Room」があり、すべての教室でASUSのデバイスを導入しています。今回は、デスクトップPC本体以外に、マウス・マウスパッド・モニター・キーボード・ヘッドセットの6製品をご用意いただきました。

    黒澤さん:
     PCやマウス、マウスパッドに関しては、プレイにおいて最大限のパフォーマンスが発揮できることはもちろん、年間を通じて学生が使うことを考えた耐久性も必要というリクエストがありましたので、ROGシリーズをご提案させていただきました。また、耐久性が欠かせないモニターやキーボード、ヘッドセットは、パフォーマンスも両立できるASUSおよびASUS TUFゲーミングシリーズが最適だと考えております。

    ASUS JAPAN セールス本部 コマーシャル営業部 1課 黒澤吉博さん

    PC(G15DK-R75R3070E)・マウス(ROG STRIX IMPACT II)・マウスパッド(ROG STRIX EDGE)は、高いパフォーマンスを発揮してくれるROGシリーズを導入

    モニター(VG278QR-R)・キーボード(TUF GAMING K3)・ヘッドセット(TUF GAMING H7 CORE BLUE)は、耐久性に特に優れたASUSおよびASUS TUFゲーミングシリーズを導入した

    ――佐倉さんは自身もプロのeスポーツプレイヤーとして活躍した経歴があります。eスポーツプレイヤーとしてデバイスに触れる立場でもありますが、実際に使用してみていかがでしょうか。

    佐倉さん:
     ハイレベルなプレイを身につける上でも、最大限のパフォーマンスを発揮するための環境整備は必須です。当学科では、「リーグ・オブ・レジェンド」と「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」の2タイトルを教えますが、どちらも安定したプレイができて、これなら自信を持って学生を迎えることができると思いました。

     さらに、動画編集やillustrator、Photoshopなどを使った授業も同じデバイスで行いますが、もちろん問題なく稼働できました。授業では実際に現場で活躍するプロの方も講師として招く予定ですが、この環境なら授業もスムーズに進められて、必要なことを漏れなく伝えてくれると思います。

    eスポーツを通じて人間教育と地域の活性化を目指す

    ――学生としては最高の環境が整ったことで、自分のプレイをデバイスのせいにはできなくなりましたね(笑)。あとは学生を迎え入れるだけだと思いますが、今後の学校としての展望を教えていただけますか。

    佐倉さん:
     当校は、eスポーツビジネス学科に限らず、産学連携を強化することも大きな目標の一つです。学内での学びだけでなく、イベントの企画運営などを岡山県eスポーツ連合や、そこに加盟する会員企業と連携することで、より実践的な学びにつながります。将来、eスポーツ業界で活躍する人材の育成とeスポーツを活用した地域活性化を目的として、これから積極的に活動していきたいと思います。

     また、中四国地方初の専門学校として、eスポーツを新しい教育ジャンルとして確立したいとも考えています。そのためには、先ほどにお話ししたような実践的なカリキュラムを通じて、学生のサポートや進路指導を行い、eスポーツが単なる遊びではなく人間教育としても活用できることをアピールしていければと思っています。岡山県eスポーツ連合には、旅行業界など、一見eスポーツとは関係なさそうな幅広い業界の企業が加盟しており、今回相談をする中で、期待の高さがうかがえました。そんなニーズに応えることができる人材を育成していきます。

    岡山県eスポーツ連合やASUSとも連携して、学生の人間教育や地域活性化に貢献したいと話す佐倉さん

    ――ASUSとしては、今後岡山ビジネスカレッジとどのような取り組みをしていきたいですか。

    瀬口さん:
     弊社は教育分野において短期的なサポートの実績はあるものの、学科の立ち上げ初期から参画するのは初の試みでした。大きなチャンスをいただいたので、今後もご要望には可能な限り応えていければと思っています。また、新設学科ということもあり機材導入や保守だけでなく、学科の告知にも微力ならが協力させていただくつもりです。

     岡山ビジネスカレッジへの導入をきっかけに他校での実績も増えれば、将来的には学校同士の交流も盛んになるでしょう。今後もお互いにとって初めての取り組みをいい形で進めていき、Win-Winの関係が長く続けばうれしいです。今はコロナで難しいですが、ASUSの本社がある台湾への学生向けツアーやASUSと共同で企画するイベントなども開催できればと思っています。

    学校法人貝畑学園 専門学校 岡山ビジネスカレッジ

     1983年(昭和58年)に「専門学校岡山ビジネスカレッジ」を開校。2022年4月にスタートする「eスポーツビジネス学科」を含め、社会の人材ニーズに合わせて設立した10の専門学科を有する。2002年(平成14年)には、「専門学校岡山ビューティモード」も開校。業界に携わる現場の声を徹底的に吸い上げ、「専門力教育」・「人間力教育」・「現場力教育」の3つのカテゴリーに分類したカリキュラムに反映している。「検定合格メソッド」や「就職内定メソッド」も用意して、学生の夢の実現をサポート。開校以来、質の高い学校運営を続けている。

    ASUS JAPAN株式会社

     ASUS JAPAN株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 Alvin Chen アルヴィン・チェン)は、パソコンとスマートフォンのデジタルデバイスをはじめ、マザーボードやビデオカードなどパソコン向け高性能パーツを日本向けに販売する、ASUSTeK Computer Inc.の日本法人です。2021年日本国内におけるASUSのChromebook、ゲーミング向けブランドROG(Republic of Gamers)のゲーミングノートパソコンおよびゲーミングスマートフォン、全て日本国内販売台数シェア1位(※)を獲得しました。※BCNデータを基づいた自社調べ

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    ASCII.jp2022年3月掲載記事より転載