ASUSがエッジコンピューター「PE100A」を発表
キーポイント
・TCO(総保有コスト)を最適化:コンパクトサイズ、低消費電力、広範な温度耐久性により、最大の効率と柔軟性を実現
・Windows 10 IoT Coreをサポート:組込み版Microsoft OSをサポートする安全なARM64ベースのエッジコンピューター
・静音動作:フィン付きケースを実装したファンレス設計による優れた放熱性、常時静音性、防塵性を実現
・モジュラーアップグレード性能:エッジ・ツー・クラウド暗号化用のTPM保護と暗号モジュールを含む、適応性のあるコネクティビティと機能
PE100Aは、TCOに最適化されたPico-ITXマザーボードをベースに、追加機能用のセカンダリI / Oボードもサポートしております。最大1.3 GHzのArm®Cortex-A53アーキテクチャをベースにしたNXP®i.MX 8Mシステムオンチップ(SoC)プロセッサを搭載し、低消費電力で効率的なパフォーマンスを提供します。また、4GB LPDDR4オンボードメモリと16GBオンボードeMMCに加え、前面には2つのイーサネットポート、3つのUSBポート、1つのHDMIを備えています。背面インターフェースとして、オプションでRS232/RS485/CANバスを備えた2つのCOMポート、1つのデジタルDI/DOが用意されています。本体内部には、M.2 EキーコネクタとmicroSDカードコネクタをサポートするメインボードに加え、PCIe®Mini/mSATAとnano-SIMソケットインターフェースを備えたI/Oボードが搭載されています。
この最新コンピューターは過酷な環境下でも使用できるよう設計されており、幅広い温度範囲で安定した動作が可能です。また、データの集約、処理、転送用のエッジ・ツー・クラウドのゲートウェイデバイスとして機能するように設計されており、組込みオートメーションソリューションや多様なスモールスケールのIoTアプリケーションに理想的なTCO最適化シングルボードコンピューター(SBC)を備えています。
Windows 10 IoT Coreサポート:ASUS初のARM64対応エッジコンピューティング
PE100Aは、ASUS AIoT製品ラインの第1弾のエッジコンピューターの1つとして、コンパクトなサイズ、低消費電力、優れたパフォーマンスを追求し、完璧なバランスで設計されています。NXP i.MX 8Mを内蔵したPE100Aは、ARM64アーキテクチャをベースとするエッジコンピューターで、2020年第3四半期にWindows 10 IoT Coreのサポートを提供する予定です。同製品は、ディスプレイのない小型デバイス向けに最適化されたMicrosoft OSで、必要なすべて管理機能とセキュリティ機能を備えています。また、LinuxベースのアプリケーションとしてYocto OSもサポートしております。
静音動作:優れた放熱性能と常時静音を実現するファンレス設計PE100Aはゼロから設計され、最小限の熱蓄積とノイズのない優れたパフォーマンスを提供します。ケースの上面には、意図的に反対方向に配置された2つの冷却フィンのラックがあり、コンピューターから熱を効率的に放散、排出します。これは、PE100Aのファンレス設計の本質的な部分であり、効率的で完全な静音動作を可能にします。この外部冷却配列により、ほこりの進入も最小限に抑えられ、PE100Aの信頼性を長く維持します。
モジュール式のアップグレード性能:ビジネスニーズに合わせて適応するコネクティビティと機能性その小さい寸法とは対照的に、PE100Aのアップグレード性能は卓越しています。Pico-ITXマザーボードのサポートは専用I/Oボードで、ユーザーは必要に応じてPCIe Mini、nano-SIM、COM、DI/DO端子などの特別な機能を追加できます。PE100Aは、このセカンダリI/Oボードの有無を指定できるため、幅広いアプリケーションと予算に適しています。
PE100Aは、ASUS独自のTPMおよび暗号モジュールを含む拡張モジュールもサポートしています。ASUS TPMモジュールは、デジタルキー、証明書、パスワードを安全に保管し、データ保護を強化します。暗号モジュールは、データがクラウドに移動するときにアップロード保護を行い、ファイルのアップロードプロセス中に暗号化キーが絶対に漏洩しないようにします。